アメリカの生命保険

ロサンゼルスで働く生命保険外交員のブログ

29歳のアメリカ人女性末期の脳腫瘍で尊厳死を選択

2014年11月1日、アメリカ人女性が末期の脳腫瘍の診断を受け、尊厳死を選択し家族に見守られながら29歳という若さで死去しました。ニュースでも度々報道されていたので、ご存じの方も多いのではないでしょうか。


尊厳死予告の29歳女性が死亡 最期のメッセージは「さようなら、世界のみなさん」

この女性は2014年1月に悪性の脳腫瘍の診断を受け、余命6ヶ月の宣告を受けたそうです。最終的に、彼女は尊厳死が認められているオレゴン州に移住し、家族に見守られながら亡くなったそうです。

特に年齢の若い多くの方は、自分の死についてなんて、あまり考えることも無いのではないでしょうか。

ちなみにアメリカ人がもし余命宣告を受けた場合、尊厳死を選ぶことまでは稀であっても、これ以上の治療を拒否する方が多いようです。というのも、治療を続けるためには、高額な医療費がかかってしまう為、残される家族にこれ以上の負担をかけたくないと思われる方が多いそうです。

アメリカで自己破産してしまった人の約6割が医療費が原因だそうです。
そのうちなんと8割以上の方が医療保険に加入していたにもかかわらず自己破産してしまっているのです。医療保険に加入しているからといっても、加入されているプランによっては、その保険が使えない、もしくは自己負担があまりにも大きい場合が多いということなのでしょう。

ではもし、余命宣告を受けた方が生命保険にも加入していたとしたら、
実は、余命6ヶ月もしくは、それよりも短い余命宣告を受けた場合、保険に加入している期間によって、死亡補償金の25%~最大75%までが、余命宣告を受けた時点で死亡保障額から支払われます。その補償金を使って、より高度な医療を受けながら病に立ち向かう方もいれば、残された期間を家族や友人などとの思い出に費やされる方もいらっしゃるでしょう。

ちなみに、尊厳死は自殺とみなされるでしょう。その場合、生命保険に加入した日から2年以上経っていれば、自殺でも死亡保障金の支払いが受けられます。

生命保険に加入することで、万が一の余命宣告を受けた場合、少しは選択肢が増えるかもしれません。
皆さんがもし、急に余命宣告を受けた場合どうしますか?