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NHKスペシャル 老人漂流社会 “老後破産”の現実

先日、「NHKスペシャル 老人漂流社会 “老後破産”の現実」という番組が放送されました。独り暮らしの高齢者が急増している日本では、現在多くの高齢者が年金収入のみで暮らしていて、その年金すら引き下げられ、破産のような状況に追い込まれてしまっているという現状を伝えるドキュメンタリーでした。

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NHKオンデマンド | NHKスペシャル 老人漂流社会 “老後破産”の現実

その番組では3人の老人の生活が紹介されていました。

一人目は80代の独身の男性。若い頃は飲食店を経営されるなど、比較的裕福な生活をされていたようですが、当時は、まとまった貯金をしておらず、現在は支給される毎月約10万円の年金のみで生活しているそうです。家賃は月6万円でもっと安いところへ引っ越したいけれども、引越代も無く、そして80代の男性が契約できる部屋もなかなか見つからないため、6万円の家賃を払い続けているそうです。

二人目は、ご主人が病気で亡くなってしまった農家の女性。ご主人の病気の治療費でこれまでの貯金をほぼ使いきってしまい、さらに治療費に費やした為に年金を支払う余裕がなかったため、ご主人が亡くなってしまってからは月2万円ほどの年金支給だけ。先祖代々受け継いできた田んぼを手放したくないということで、田んぼを持っていることで、生活保護も受けられず、自給自足で生活されているそうです。

三人目は、リュウマチを患う女性。ご主人が亡くなって、息子さんに面倒をみてもらおうと思っていたところ、息子さんが病気で亡くなってしまい、リュウマチで一人では家事などができないため、家事はヘルパーさんや介護士をお願いする必要があるのですが、年金だけでは介護費を捻出できないので、貯金をすこしずつ切り崩しながら介護士にお願いするのは最低限に。それでも、貯金は残りあと30万円程しかないそうです。

それぞれ、人生の歯車がちょっと狂ってしまうと、取り返しのつかないことになりかねません。紹介されていた、特に女性の方に関しては、結果論になってしまいますが、もし少額でもご主人が生命保険に加入されていたら、ここまでの状況には追い込まれていなかったのではないでしょうか。